お知らせ

これ木連第4回フォーラム
「石場建てを含む伝統的構法木造建物の設計法」東京報告会

(これ木連HPより)平成26年7月12日に委員会の主催で滋賀で行われた「石場建てを含む伝統的構法木造建築物の設計法」報告会では、目標とした設計法の報告 と現状での解決すべき検討事項や行政側の取り組みへの要望など、まだ課題が残っていることも見えてきた。約3ヶ月が経つ10月の段階で、その後の動きや今後の設計法実現に向けた取り組みなどについてを確認したい。

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日時

平成26年10月4日(土)13:00〜17:00(受付開始・開場:12:45)

会場

研究社英語センタービル大会議室
東京都新宿区神楽坂1-2
JR,地下鉄飯田橋駅より徒歩3分

登壇予定

(敬称略)
鈴木祥之(検討委員会委員長・立命館大学衣笠総合研究機構)
斉藤幸雄(設計法部会主査・斉藤建築構造研究室)
大江忍(検討委員会補助事業者・緑の列島ネットワーク代表)

募集人数

200名(先着順) ※応募開始予定は8月下旬

参加費

2,000 円

参加申込

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案内のちらし(pdfファイル)

問合せ先

これ木連事務局 koremokuren@e-mail.jp

主催

これからの木造住宅を考える連絡会

JIA建築家大会 2014 岡山
セミナー「一般実務者のための伝統的構法木造建築物の設計法」

(JIA中国支部 山口地域会発行のちらしより)本セミナーでは、伝統的構法木造建築物の良さを生かす設計法の考え方とともに、設計法案について説明します。

日時

平成26年9月26日(金)9:30〜12:00(受付開始 9時)

会場

岡山コンペンションセンター(ママカリフォーラム)
2F 展示ホール
JR,岡山駅西口より徒歩3分

プログラム

開会挨拶  
1.開催にあたって鈴木 祥之 検討委員会委員長・立命館大学衣笠総合研究機構 教授・京都大学 名誉教授
2.棟梁から見た伝統的構法の良さ西澤 政男設計部会主査・斎藤建築構造研究室
3.伝統的構法木造建築物のこれからの設計法 鈴木 祥之 設計部会・立命館大学理工学部
4.実務者が使いやすい伝統的構法設計法斎藤 幸雄設計部会主査・斎藤建築構造研究室
5.伝統的構法の設計事例の紹介和田 洋子検討委員会事務局・一級建築士事務所 (有)バジャン・JIA岡山地域会
6. 今後の課題・質疑応答 鈴木 祥之
開会挨拶

定員

200名(どなたでも参加できます)

参加費

無料
※資料をご希望の方には、受付で2000円で販売いたします。

参加申込

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主催

公益社団法人 日本建築家協会

後援

>緑の列島ネットワーク
これからの木造住宅を考える連絡会
職人がつくる木の家ネット

問合せ先

公益社団法人 日本建築家協会
中国支部 tel 082-222-8810
山口連絡会 tel 083-972-3050

2014年5月21日 発

第四回フォーラム in 滋賀
「石場建てを含む伝統的構法木造建築物の設計法」報告会

多数のお申し込みをいただき、ありがとうございました。
参加希望者数が会場の定員に達しましたので、参加受付を終了しました。

伝統的な構法での建築がしにくくなっている現状を打開するために発足した「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験 検討委員会」では平成22年度から3カ年、研究者と実務者とが協力して実大震動台実験、要素実験の解析や考察などの科学的検証を行ってきました。その成果が、すぐれた変形性能をもつ伝統的構法のための、新しい設計法として実を結びました。

設計法の構築にあたっては、伝統的構法の大きな特徴でありながら、現状では構造適合性判定を経なければ建築できない、柱脚を基礎に固定しない足元完全フリーの「石場建て」でも、適判を経ることなく建築できることを目指し、それを実現できる道筋をつけました。検討委員会の事業が終了して一年以上経過してようやく、この設計法を皆様に公開できる運びとなり、7/12に立命館大学びわこ・くさつキャンパス ローム記念館にて、報告会を開催します。ぜひご参加ください。

あとは、この設計法を法的に位置づけるという行政上のステップが残されています。伝統建築に携わる多くの実務者が長らく望んで来たように、在来工法とは性質の違う伝統的構法が、建築基準法に的確に位置づけられること、それによって、日本に古来から伝えられて来た伝統的な職人技術による木造建築の知恵が、未来につながっていくことを心から願っております。

日時

13時〜17時(受付開始・開場:12時)

アクセス

立命館大学 びわこ・くさつキャンパス ローム記念館 4階 大会議室 滋賀県草津市野路東1丁目1-1 tel 077-561-2617


JR山陽本線 南草津駅(京都駅よりおよそ20分)より、近江鉄道バス「立命館大学ゆき」または「立命館大学経由」の路線バスにて「立命館大学」で下車。所要時間は15~20分。

※「立命館大学正門前」バス停は大学の外にありますのでご注意ください。大学構内まで入る「立命館大学」バス停をご利用ください)

キャンパスマップ

立命館大学 バス停で下りられましたら、右手後ろ、[31]メディアセンターと自然緑地との間を歩いてください。[40]理工学部研究棟トリシアエリアに突き当たりますので、左に曲がっていただくと、右手に、黒い円筒を中心として、本を開いて建てたような形の[34]「ローム記念館」が見えてきます。

※立命館大学 バス停から会場まで、徒歩で5分はかかります。


会場案内図。クリックすると大きくご覧いただけます。


会場となるローム記念館

報告会は4F、懇親会は3Fで行います。


こちらから会場までの案内図と説明文をダウンロードできます。

資料代

2,000円(参加費は無料)

募集人員

300名(先着順)

参加申込

参加希望者数が会場の定員に達しましたので、参加受付を終了しました。

問い合わせ

特定非営利活動法人 緑の列島ネットワーク
Tel:052-566-0064
mail:dentoh@green-arch.or.jp

プログラム

開会挨拶鈴木祥之 検討委員会委員長・立命館大学衣笠総合研究機構
来賓挨拶馬淵澄夫
林田康孝
衆議院議員
国土交通省住宅局住宅生産課 木造住宅振興室 室長
Ⅰ.検討委員会の取り組み鈴木祥之 検討委員会委員長・立命館大学衣笠総合研究機構
Ⅱ.設計法案の概要斎藤幸雄設計部会主査・斎藤建築構造研究室
Ⅲ.設計法の課題 向坊恭介 設計部会・立命館大学理工学部
Ⅳ.設計法案の内容長瀬 正
寺門宏之
設計部会・日本建築総合試験所 (詳細設計法)
設計部会・京都市都市計画局建築指導部 (標準設計法)
Ⅴ.今後の取り組み大江 忍 事業代表者・NPO緑の列島ネットワーク
質疑応答 司会:和田洋子一級建築士事務所 (有)バジャン
閉会挨拶 大江 忍

交流会

フォーラム終了後 ホール3Fにて 18時-20時
参加費3500円 先着60名。
参加受付は終了しました。

ちらし

7/12報告会ちらし PDFダウンロード


ちらし表面を大きくご覧いただけます。



ちらし表面を大きくご覧いただけます。


主催・後援

主催:
特定非営利活動法人緑の列島ネットワーク
伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験 検討委員会

後援:
立命館大学歴史都市防災研究所
これからの木造住宅を考える連絡会
職人がつくる木の家ネット

2013年10月9日 発

検討委員会のその後の経緯について

伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験検討委員会の Webサイトをご覧の皆様には、 情報の発信が遅くなりましたことお詫び申し上げます。

3年間にわたる本検討委員会の活動は、 平成25年3月31日の補助事業の期限を以て終了しましたが、 同年の3月15日開催の平成24年度第三回検討委員会において 提案した「設計法案(標準、詳細、汎用)」に対する 検討委員会委員の意見および回答(後日提示)を 報告書に掲載してほしいとの意見が出され、 承認されたため、本年4月以降も引き続き、 回答書の作成や設計法案の見直しなどの活動を行ってきました。

第三回検討委員会議事録をご参照ください。
http://www.green-arch.or.jp/dentoh/pdf/130315_gijiroku.pdf

そこで、第三回検討委員会の後に、 設計法部会委員(WG委員を含む)のうち 設計法作成に重要な役割を担った委員を中心に 「検討委員からの意見に対する検討委員会」を組織し、

検討委員会委員より提出された意見を項目ごとに分類集約、 回答書を作成するために、これまでの検討資料を見直し、 加えて一部追加の解析も行い、 6月に検討委員会委員および国土交通省に回答書を送付しました。

この回答書に対して一部の委員から再意見があり、 再度回答書を作成し、7月に検討委員会委員および国土交通省に 送付しました。これら回答書、再回答書と 追加検討資料をとりまとめて報告書に加えました。 また、検討委員会委員の意見を反映させて 設計法案を修正し報告書に掲載しました。

8月21日、国土交通省に回答書、再回答書の経緯とともに 設計法案の内容について説明いたしました。

国土交通省からは、設計法案および回答書について 国土交通省の専門家が検討するとの回答を得ており、 現在は、その回答を待っているところです。

検討委員会のまとめを報告するための フォーラムを早期に開催すべきところですが、 国土交通省からの設計法案に対する回答を得た後になりますので、 現段階では、開催時期等につきましては 未定でございますことをご了承ください。

フォーラムをできる限り早く開催するとともに、 伝統的構法の設計法の講習および普及活動を 各地の伝統的構法に関連する団体等と協力しながら 推進できるようになりますことを願っております。

今後、設計法案をより実務者が使える設計法にするために、 多くの設計事例によるシミュレーションや 設計に必要な設計用データベースを充実させるための 追加要素実験などが必要です。 これら設計事例や追加実験等の実施に際しましては、 ご協力の程、どうぞよろしくお願いします。

伝統的構法の良さを生かし、実務で実践的に使える 「伝統的構法の設計法」の普及に向けて、 研究者、行政のみならず 実務者のみなさんとも一体となって真摯に取り組み、 伝統的構法を未来につなげたいと考えております。

今後とも、皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

平成24年度
伝統的構法の設計法作成および性能検証実験検討委員会

委員長 鈴木 祥之

「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験検討委員会」(鈴木祥之委員長)発 メールマガジン No.83 [2013/10/08] より

2012年12月31日 発

1/9(水)斜め釘仕様の床構面実験@近畿大学/大阪府八尾市

公開実験の日時

平成25年1月9日(水) 14時〜16時

実験の目的

伝統工法床水平構面の試験です。今回は、斜め釘仕様の床水平構面の試験を行います。また、床の水平剛性を向上させるためのせん断キーの性能も検証します。

試験体

寸法3640×3640mm、外周部を含め斜め釘N75@150mm。床全体の剛性の向上のため、実部分にせん断キーを挿入した試験体。

場所

近畿大学建築学・土木工学実験棟
(実験棟は建築学部のある東大阪キャンパス正門より600mほど東にある近畿大学付属高校の南側にあります。キャンパス内にはありませんので、ご注意ください)
大阪府八尾市新家8‐23‐1
近畿大学建築学・土木工学実験棟への略地図をご覧ください

【車利用】
近畿自動車道 東大阪南ICすぐ
Googlemapで位置が確認できます

【電車で】
JR環状線「鶴橋」より近鉄大阪線普通列車「長瀬」下車、徒歩約30分

【タクシー】
JR環状線「鶴橋」より近鉄奈良線普通列車「八戸ノ里」下車、タクシーで10分。運転手さんには「近畿大学付属高校の南側の実験棟」と告げてください。

定員

15名

担当

実験検証部会/村上雅英

申込・問い合せ先

緑の列島ネットワーク事務局
dentoh@green-arch.or.jp

2012年11月17日 発

12/26(水) 極端にせいの低い(2100mm)土台仕様全面土壁のせん断耐力比較試験@鳥取環境大学

現実の伝統的構法木造建物では、壁高さ(せい)は2730mmとは限らず、設計に当たって、せいの違いを考慮する必要が生じる可能性があります。今年度は、極端にせいの高い壁(3600mm)と極端にせいの低い壁(2100mm)を試験体とした実験を行い、これまで標準としている高さ2730mmと比較して、設計をする際に壁高さについて特に考慮しなければならない事柄があるかどうかを明らかにします。

日時:2012年12月26日(水)13:00-16:00

特記

冬期につき、天候不良で電車が止まった場合は、当日の中止もあり得ます。

場所

鳥取環境大学 建築構造実験室

アクセス情報

京阪神方面からは、スーパーはくとで群家または鳥取で下車、そこから路線バスまたはタクシーが楽かと思います。(冬期休業期間のためスクールバスは運行していません)
来客用駐車場がありますが、駐車可能台数に限りがあります。駐車希望の方は、見学申込時に、その旨をお書きください。
http://www.kankyo-u.ac.jp/about/access/access/

定員

10名

応募方法

FAXかメールで、中治までお知らせください。必ず件名を「公開実験1226見学」とお書きください。
nakaji@kankyo-u.ac.jpまでメールで前日までにお送りください。
FAX:0857-38-6773

2012年12月6日 発

12/22(土) 実務者の目視選別結果(曲げ実験)@京都大学生存圏研究所/京都府宇治市

公開実験の日時

平成24年12月22日(土) 13時〜16時

実験の目的

伝統構法には色つやや加工性の良さなどから天然乾燥の木材がよく用いられます。天然乾燥が十分でない場合には長期的な干割れの発生が予想されますが、一方で極度に高温乾燥された人工乾燥材は内部割れが生じる恐れがあるなど、割れは材料選別にとって重要な因子です。 今回使用する材料は様々な乾燥方法で処理したすぎの正角材で、情報を伏せて実務者によってあらかじめ伝統構法での使用の適否を判断してもらいました。今回曲げ破壊試験を実施して、強度特性に関する 追加情報を得ることで、実務者の材料選別と強度特性の関係について明らかにすることを目的としています。 実務者が高く評価したものと低く評価したものに、強度的差異があるのか無いのかが見どころです。

場所

京都大学 宇治キャンパス内 京都大学生存圏研究所 木質ホール1階 構造試験室

京都大学 宇治キャンパス正門より入構し、きはだホールを横切り南西に進み(左 前方)、徒歩100mほどで左手やや奥まったところにある白壁の木造3階建て建物が 木質ホールです。突き出た大きな木製デッキが目印です。
こちらをご覧ください

建物前に駐車場が数台分しかありません。なるべく公共交通機関をご利用ください。 車でお越しの際には入構手続きをして下さい。

参加方法

申込みは特に必要ありませんので、当日、直接試験会場までお越しください。

問合せ先

緑の列島ネットワーク事務局
dentoh@green-arch.or.jp

2012年11月17日 発

12/2(日) 壁厚さが異なる土台仕様全面土壁のせん断耐力比較試験@岡山理科大

壁厚さが30mm(片面),60mm,75mm,90mmの違いがせん断耐力に及ぼす影響を確認します。壁厚さの違いは荒壁厚さの違いによるもので,中塗り壁の厚さは共通で12mmとした仕様です。

日時:2012年12月2日(日)13:00-

場所

岡山理科大学工学部建築学科 構造実験棟
キャンパスの北東隅、下記マップ上のBブロック、1番の位置です。
http://www.green-arch.or.jp/dentoh/pdf/kakegakuen_map.pdf

アクセス情報

岡山駅からバス20~30分または、JR津山線法界院駅より徒歩20分
事前にご連絡いただければ,駐車場をご用意いたします。
http://www.ous.ac.jp/access.php?jpml=accessmap

定員

20名

応募方法

yamazaki@archi.ous.ac.jpまでメールでお送りください。

2012年11月5日 発

11/11(日) 背の高い足固め仕様全面土壁の面内剪断実験@金沢工大

現在の構造設計においては、土壁構面のせん断耐力は土壁の高さに影響しないとして、通常、高さ2730mmの試験体を用いrのが普通です。そこで、このたび、せん断耐力が階高に影響しないという仮定が成立するかどうかを調べるために「背の高い土壁高さ360mm」「低い土壁(高さ2730mm)」について面内せん断実験を行います。高さが変わった場合、復元力特性や破壊正常にどのような違いが現れるかを検討します。

日時:2012年11月11日(日)13:00-16:00

場所

金沢工業大学やつかほリサーチキャンパス
地域防災環境科学研究所 110室(構造実験室)

アクセス情報

地域防災環境科学研究所は、キャンパスマップ上のCの位置。
研究所棟の入り口に向かって最も右奥のシャッターの内側が実験室です。
http://www.kanazawa-it.ac.jp/about_kit/yatsukaho.html

公共交通機関はほとんどありません。
扇が丘キャンパスから運行している大学のシャトルバスをご利用ください。
駐車場はあります。自家用車でご来校いただくこともできます。
http://www.kanazawa-it.ac.jp/about_kit/ogigaoka.html

応募方法

申込みは特に必要ありませんので、
当日、直接シャッター前までお越しください。

2012年10月10日 発

10/25木、名古屋と南草津で古材&新材の強度比較実験

材料部会では、古材を再利用することなどを視野に入れ、古材より切り出した仕口接合部と、それと同じ樹種・形状の仕口接合部の新材の強度を比較する実験を行っています。
古材は名古屋大学で、新材は立命館大学びわこ・くさつキャンパスで同じ10/25木に実験します。

■古材実験 10/25(木) 13:30〜16:00@名古屋大学

試験体

広島県福山市の古民家(築後経過年数:約60〜70年)の解体時に採取したもの(約1.5m×1.5m,1体)

開催場所

名古屋大学大学院生命農学研究科・A館-145号室(1階)
(名古屋市千種区不老町)

アクセス

http://www.agr.nagoya-u.ac.jp/access/index.html

電車: 名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学」駅下車、2番出口より徒歩5分.

クルマ: 名古屋都市高速「四ツ谷」出口より2分. ※ただし、大学では,車での入構が規制されています。やむを得ず車で来られる場合は,受付で外来臨時入構手続をし、駐車料金を支払っていただくようになります.

■新材実験 10/25(木) 14:00〜16:00@立命館大学びわこ・くさつキャンパス

試験体

古材実験と同じ樹種・寸法の新材

開催場所

立命館大学びわこ・くさつキャンパスセル実験室
(草津市野路東1-1-1)

アクセス

http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_bkc_j.html

電車:
JR南草津駅よりバス約20分
京阪中書島駅より直通バス約35分

クルマ:
名神高速草津田上ICよりすぐ。
構内に駐車場はありますが、実験が行われるキャンパスセル実験室からは離れた場所となります。十分に時間に余裕をもってお越しください。

2012年9月20日 発

第三回フォーラムin京都
「実大震動台 実験結果と設計法への反映について」

伝統的構法の設計法作成および性能検証実験検討委員会では、石場建てを含む伝統的構法のための設計法の構築を進めてきています。設計法を作成するに際して、伝統的構法では床構面の変形や偏心によるねじれ振動が発生します、また石場建ての場合には柱脚の滑りや浮き上がりが生じます、このような構造力学的な課題は、構造要素実験だけでは解明できず、建築物全体として解明しなければならないために、実大の試験体による実験が不可欠です。

これまでの実大振動台実験では、平屋建てや総二階建てを対象に行ってきましたが、今回、九月に独立行政法人防災科学技術研究所・兵庫耐震工学研究センターで実施した実大震動台実験では、伝統的構法では一般的な部分二階建て、下屋付きを対象にして行いました。

本フォーラムでは、実大震動台実験の概要と実験結果を報告します。また、検討中の設計法(標準設計法、詳細設計法、汎用設計法)について解説するとともに、実験結果の分析を行い、実験結果を設計法に反映させて設計法の検証などの考察を説明します。

日時:11/24(土) 13:00〜16:30

プログラム:

1 )実大震動台実験の目的と概要
2) 実大震動台実験の結果(速報)
3) 伝統的構法のための設計法の解説
4) 実験結果の設計法への反映について
5) 質疑応答

場所:ひと・まち交流館 京都

http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html

募集人員:300名(先着順)

参加申込:専用フォームにて

2012年9月13日 発

10/6(土)〜12/22(土) 全国6ヶ所キャラバンツアー 講演会「知恵と工夫の設計—伝統建築に学ぶ」

近年、伝統構法の良さが見直され、ますます注目されるようになってきましたが、「伝統構法」のとらえ方は人によって異なります。

検討委員会の構法・歴史部会では、日本全国の重要文化財等の伝統建築を多数調査し、江戸から明治期における建築技術を詳細に把握するとともに、耐震性能の検証も行ってきました。これらの調査・検討によって、各事例から学んだ全国各地の伝統建築の構法的な特徴や、各建物にこめられた当時の大工の知恵と工夫について、新たな知見をみなさんにご紹介するキャラバンツアーをします。

10月から12月にかけて、金沢、松江、東京、高知、鶴岡、日田の計6カ所を巡演します。どうぞお近くの会場にお出かけください。

開催日時・場所

エリア開催日都市会場/主催・後援など時間
北陸10/6(土)石川県
野々市町
金沢工業大学 扇が丘キャンパス
ライブラリーセンター3F
酒井メモリアルホール
石川県石川郡野々市町扇が丘7−1
◆アクセスはこちら
13:30-16:30 (定員100名)
中国10/27(土)島根県
松江市
島根県職員会館 多目的ホール
松江市内中原町52
◆アクセスはこちら
13:00-16:30 (定員100名)
関東11/17(土)東京都
台東区
東京芸術大学 中央棟1F 第一講義室
台東区上野公園12-8
◆アクセスはこちら
13:30-16:30(定員130名) 定員に達しましたので、受付終了です。
四国12/8(土)高知県
高知市
竹林寺客殿
高知市五台山3577
◆アクセスはこちら
13:00-17:00
東北12/15(土)山形県
鶴岡市
東北公益文科大学 鶴岡キャンパス 大学院ホール
山形県鶴岡市馬場町14-1
◆アクセスはこちら
13:00-17:00
九州12/22(土)大分県日田市日田市中央公民館
日田市上城内町2-6
◆アクセスはこちら
13:30-16:30

概要

1 主旨説明:
検討委員会補助事業者 大江 忍 (NPO 法人 緑の列島ネットワーク理事長)

2 伝統的木造建築物のこれからの設計法の考え方について
※会場によって、鈴木委員長、斉藤主査のどちらかがご説明します。 12/8 高知、12/15 山形、12/22 日田:検討委員会委員長 鈴木 祥之 (立命館大学 立命館グローバル・イノベーション研究機構 教授)
10/27 松江、11/17 東京:設計法部会主査 齋藤 幸雄 (齋藤建築構造研究室 代表)

石場建てを含む伝統的構法の良さを活かした実務に使える設計法として、1 ) 限界耐力計算によらず比較的簡易な計算に基づく「標準設計法」、2 ) 伝統的構法の地域性にも適応できるよう限界耐力計算同等の計算を用いる「詳細設計法」、3 ) より高度な時刻歴応答解析を用いて、あらゆる建物に適応できる「汎用設計法」と、目的に応じて使える3つの設計法を検討しています。今回の講演では、それぞれの設計法の概要をご紹介します。

3 事例調査の概要
構法・歴史部会主査 麓 和善 (名古屋工業大学 大学院 教授)

東北から九州まで全国を12の地域に分け、各地に残る重要文化財等の建物全20棟を調査しました。地域の異なる、また時代の異なる建物を現地で詳しく調査することによって、気候風土と構造要素の関係や、構法の時代的な変遷が見えてきました。事例調査全体から見えてきた、それぞれの特徴を紹介したいと思います。

4 事例から学ぶこと
構法・歴史部会委員(会場ごとに発表する担当委員が変わります)

全20棟の事例には、各地で長年にわたって育まれてきた構法や、当時の大工の知恵と工夫の跡をみることができます。その反面、あまり耐震的なことを考慮せず、間取りや意匠性を優先したがために、構造的無理がみられる事例もあります。伝統構法のプラス面とマイナス面を具体的に紹介しながら、これからの伝統的構法を提案したいと思います。

各会場で講師をつとめる委員については、下記の通り予定しております。

10/6 金沢宮本 繁雄 (建築工房 悠山想 代表)
上野 英二 (オークビレッジ木造建築研究所 所長)
10/27 松江松井郁夫 (松井郁夫建築設計事務所 代表)
小原公輝 (輝建設株式会社 代表)
11/17 東京上野 英二 (オークビレッジ木造建築研究所 所長)
上田 忠司(竹中工務店設計本部伝統建築担当)
12/8 高知松井郁夫 (松井郁夫建築設計事務所 代表)
望月 昭(株式会社望月工務店 代表)
12/15鶴岡窪寺 茂(建築装飾技術史研究所 所長)
渡邊 隆(風基建設株式会社 代表)
12/22日田鳴海 祥博(元 和歌山県文化財センター、修復建築家)
松井郁夫 (松井郁夫建築設計事務所 代表)

5 伝統的構法の定義
構法・歴史部会主査 麓 和善 (名古屋工業大学 大学院 教授)

「真の伝統的構法とは何か」、この根本的な問題に対して、私たちは、明治24年の濃尾震災以前の「伝統構法」と、それ以降に改良されて現在普通に使っている「在来構法」を対比的に検討し、将来にわたって活かし、使える「伝統的構法」の定義を検討しました。私たちの考え方をご紹介するとともに、実務者の皆様のご意見を伺いたいと思います。

主催・後援

10/6 金沢主催:NPO法人緑の列島ネットワーク
後援:JSCA中部支部北陸部会、金沢職人大学校
10/27 松江主催:島根県文化財所有者連絡協議会、島根県文化財愛護協会、島根県教育委員会
11/17 東京主催:これからの木造住宅を考える連絡会
12/8 高知主催:伝統構法を学ぶ会
共催:NPO法人緑の列島ネットワーク
.後援:これからの木造住宅を考える連絡会
12/15 鶴岡主催:つるおか住宅活性化ネットワーク
共催:これからの木造住宅を考える連絡会、NPO 法人緑の列島ネットワーク
12/22 日田主催:これからの木造住宅を考える連絡会、NPO 法人 緑の列島ネットワーク
後援:日田市教育委員会

応募資格

どなたでもご応募いただけます。

応募方法

※11/17 東京芸術大学で開催する回は、定員に達したため、お申し込みができなくなっています。
こちらの専用フォームよりお申し込みください。


※お手数ですが、一通につき一人づつお申し込みください。
※メール環境のない方は、下記の申込用紙にご記入の上、FAXで緑の列島事務局までお送りください。FAX 0561-74-0769

締切

締切は特にもうけません。各会場共、定員数に達するまで申込を受け付けます。

※定員に達した時点で、申込みフォーム上でその会場を選べなくなります。

ちらしのダウンロード

メールで送る、プリントアウトする等にお使いいただけます。

PDFダウンロード(12/22 日田)
PDFダウンロード(12/15 鶴岡)
PDFダウンロード(12/8 高知)
PDFダウンロード(10/27 松江)
PDFダウンロード(10/6 金沢)

2012年8月19日 発

9/19(水) 実大震動台実験の一般公開@E-ディフェンス/兵庫県三木市

公開実験の日時

平成24年9月19日(水)

※開始時間は調整中ですが、午後からとなります。決まり次第、おしらせします。

実験の目的

現在、伝統的構法の木造建築物は、構造力学的に未解明な部分も多く、耐震性能などの把握は難しく、また設計法が確立されていないため、確認申請の受付や工事の着工が著しく減少し、危機的状況に置かれています。このような状況のもとに伝統的構法の継承・発展を鑑み、伝統的構法の設計法を構築するため、平成23年1月に引き続き、実大建物の震動台実験を行います。

試験体

石場建て構法の部分2階建て下屋付き2棟

 ・試験体No.5:石場建て構法
 ・試験体No.6:石場建て構法+地長押

※No.5とNo.6の試験体の違いは、No.6の柱脚部に地長押を追加している点だけで、それ以外の構造体は同一です。
※これら試験体2棟を震動台の上で同時に加震します。

加震方法

今回の実験では、伝統的構法木造建築物の設計法の構築に資するデータを取得するため、地震観測記録のような3方向ではなく、試験体の1方向のみに加振を行います。

場所

独立行政法人 防災科学技術研究所
兵庫耐震工学研究センター(E-ディフェンス)

兵庫県三木市志染町三津田西亀屋1501-21
交通アクセスはこちらをご覧ください

募集期間

平成24年8月19日(日)10:00〜26日(日)22:00

見学申込方法

参加ご希望の方は、こちらのフォームからご応募ください
※メールやファックス、電話での受付は行いませんので、ご注意ください。

選考方法

応募者多数の場合は抽選とし、結果を8月31日(金)に個別にメールでご連絡をします。

※重複してのお申込は、重複分を削除させていただきます。
※団体での受付はいたしませんので、個人ごとのお申込をお願いしますs。
※見学の権利の譲渡はできません。都合がつかなくなった場合は、必ず事務局に連絡を願います。キャンセル待ちの方に譲らせていただきます。

2012年8月7日 発

9/1(土)床版の面内せん断耐力試験@福山大学/広島県福山市

E-ディフェンスに於いて実施される伝統的木造住宅実大震動実験の実大実験棟の1階の部分を再現した床をつくり、床版試験架台に水平設置して油圧ジャッキによって加力する試験を行います。

公開実験の日時

平成24年9月1日(土)13時30分〜16時

実験の目的

実大実験棟で使用される床版の面内せん断耐力特性を明らかにするとともに、損傷状況を観察して終局状態を確認します。 また、床版の耐力特性にどのくらい床板が寄与しているかを 検証するために、床板なし床版軸組のみの試験体、隠し釘打ち床板床版試験体との比較もします。

見所

これまでの水平構面(床)の実験は、脳天釘打ちなど、実際の施工では少ない工法でされることが大古合ったのですが、今回の実験は、杉厚板の本実部分に斜め釘打ちとする実際の伝統建物に多い工法で実施し、大変形領域までの破壊性状と耐力と変形の関係を把握します。

試験装置

この床版試験台に床板を水平設置して、油圧ジャッキによって加力します。

場所

福山大学ハイテクリサーチセンター 30号館 構造実験室
〒729-0292 福山市学園町1番地三蔵
福山大学へのアクセスはこちらをご覧ください

募集人員

20名

参加方法

参加ご希望の方は、緑の列島ネットワーク事務局 事務局 和田洋子wada@green-arch.or.jpまでメールでご応募ください。

追記

9月1日(土)の公開実験日とは異なる形式の床版加力実験を8月24日(金)および29日(水)に予定しています。
時間など、下記までお問い合わせの上、見学していただくことも可能です。

福山大学工学部建築 ・ 建設学科 鎌田輝男
TEL:084-936-2111 EXT 4221
kamada@fucc.fukuyama-u.ac.jp

2012年6月28日 発

7/6(金)古建築の仕口接合部のモーメント抵抗試験@名古屋大学/愛知県名古屋市

公開実験の日時

2012年7月6日(金)14時〜15時

実験の目的

古建築における接合性能を検証するために、古建築の解体時に採取した仕口接合部による接合部のモーメント抵抗試験を行います。

試験体

長野県の古寺院客殿(築後経過年数:約100年)の解体時に採取した約1.5m×1.5mの試験体

場所

名古屋大学大学院生命農学研究科・A館-145号室
名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学」駅下車 2番出口より徒歩5分
こちらをご覧ください

※ 名古屋大学では車での入構を規制しています。 やむを得ず車で来られる場合は 受付にて外来臨時入構手続をしてください。 駐車料金が必要となります。

募集人員

10名

参加方法

参加ご希望の方は、緑の列島ネットワーク事務局dentoh@green-arch.or.jpまでメールでご応募ください。

2012年6月26日 発

2012年度検討委員会がスタートしました

2012年度の「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会は、5月1日に国交省より補助金の採択を受け、委員会活動を開始しました。6月30日には、滋賀で全体会議が行われます。

今年度は、伝統的構法に適した設計法を構築するという当検討委員会の使命を達成する年度であり、9月には、伝統的構法で一般的な下屋付き、部分2階建ての住宅2棟実大振動台実験をEディフェンスで実施します。

今年度も、みなさまにお知らせすることがある毎に、当サイトに掲載し、購読のご登録をいただいている方には、メールニュースでお知らせします。(登録は無料で、こちらからできます。)どうぞ今年度も、みなさんの応援をお願いいたします。

※検討委員会委員長よりみなさまへのごあいさつをこちらに掲載しましたので、どうぞご覧ください。

2012年2月26日 発

3/7(水) 渡り顎仕口の十字型曲げ試験@金沢工業大学/石川県金沢市

公開実験の日時

平成24年3月7日(水) 13時〜15時

実験の目的

渡り顎仕口の回転抵抗に影響するパラメータを変化させた試験体について実験を行うことで、破壊形態や復元力特性などの、評価式作成に必要なデータを収集する。

場所

金沢工業大学やつかほリサーチキャンパス69号館
実験棟は、キャンパスマップ上のCの位置、実験室は入り口に向かってもっとも右奥のシャッターにあります。
こちらをご覧ください

※駐車場あり
※やつかほキャンパスまでの公共交通機関は、ほとんどありませんのでご注意ください。扇が丘キャンパスからは、大学のシャトルバスを運行しています。

参加方法

事前申し込み不要。直接シャッター前までお越しください。

問合せ先

緑の列島ネットワーク事務局 担当=河原
hiro@kawahara-fam.jp

2012年2月21日 発

2/23(木) 全面土壁土台仕様静的加力試験@鳥取環境大学/鳥取県鳥取市

実験の目的

荒壁の裏返しまでの養生期間の違いが復元力特性に何らかの影響を及ぼすのかを確認する

公開実験の日時

平成24年2月23日 13時〜15時

受け入れ可能人数

10名程度

試験体概要

裏返し2週間後の2P土壁(MWD-02-2W-1)

場所

鳥取環境大学(構造実験室)

京阪神方面からは、スーパーはくとでJR鳥取駅へ。
鳥取駅北口より8番乗り場より若桜線または若葉台線で20分です。
徒歩の場合の最寄り駅は JR津ノ井駅、およそ20分。

構内での構造実験室の場所などは中治研究室のサイトをご参照ください。
こちらをご覧ください

駐車場は数に限りがありますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。

連絡先

実験検証部会 要素実験WG 担当=中治弘行
nakaji@kankyo-u.ac.jp
tel 0857-38-6773
※ただし、天候次第では延期の可能性もありますので、お問い合わせください。

2012年2月7日 発

2/11(土) 足固め仕様土壁フレーム水平加力実験@岡山理科大学/岡山県岡山市

実験の目的

土壁付き試験体については昨年実施しました。本実験によって土のついていない軸組のみの耐力を検証しています。

試験体

足固め仕様試験体(MWA-0、MWA-1,MWA-2の内1体

見どころ

足固め部分高さでの加力を行うことで、これまでに前例となる実験データの無い、土壁を含まない足固め以下の剛性を把握することができる。前回実験時の結果と比べることで、土壁が取り付く時、フレームのみで動く時の挙動の違い(柱脚部の浮き上がり等を含め)が見られる。

公開実験の日時

平成24年2月11日(土) 15時〜17時

場所

岡山理科大学建築学科構造実験棟(27号館横)
〒700-0005 岡山市北区理大町1-1

来校者用駐車場はありません。公共の交通機関をご利用下さい。
JR岡山駅(東口)(3番乗り場)から岡電バス「37 理大東門」行で約30分
※13:55 岡山駅発 江道線14:25 理科大学東門が便利です。
アクセス情報はこちらをご覧ください

東門より入り、北西方面Bブロックヘ。最北西27号棟の横に実験棟があります。
キャンパス内マップはこちら

参加方法

事前申し込み不要です。直接いらしてください。
実験担当者が実験実施時には手が離せませんので、説明無しの見学となることを、ご了承ください。
実験検証部会 土壁WG 担当=山崎雅弘

2012年1月13日 発

2/17(金) 実大2階建て通し柱試験体振動台実験@京都大学防災研究所/京都府宇治市

実験検証部会 振動台実験検証WGの山田耕司先生のもとで、実大2階建て通し柱試験を行います。

通し柱試験体振動台実験は、昨年、2011年7月〜8月にも同じ京都大学防災研究所で行っています。前回の実験速報はこちら

今回も前回と同じ、2間×3間で6寸の通し柱が4本通っている実大2階建ての試験体を揺らします。前回は柱脚が土台仕様でしたが、今回はいよいよ石場建て仕様となります。石場建ての建物で、通し柱の曲げ戻し効果がどのように見られるかを実験で確認します。また、礎石面に凸加工を加えることで、柱脚の水平移動がどのように変化するかを確認します。石場建て建物が地震時にどのように動くかも検証します。

通し柱・石場建ての建物の挙動を自分の目で確かめてみる貴重なチャンスです。ぜひご来場ください。

試験体

2間×3間(3.64×5.46m)の実大2階建て。6寸の通し柱が4本通っています。

実験の目的

通し柱による1・2階の耐力バランスの補正効果の検証と「凸付き礎石による柱脚の(すべり)移動阻止に関するデータ収集

公開実験の日時

平成24年2月17日(金) 13時30分〜15時

場所

京都大学防災研究所 強震応答実験室

アクセス

京都府宇治市五ケ庄
こちらをご覧ください

参加方法

こちらのフォームよりお申し込みください

問合せ先

緑の列島ネットワーク事務局 担当=小林
TEL 052-566-0064    FAX052-566-0074
dentoh@green-arch.or.jp

2012年1月17日 発

2/3(金) 腰掛け鎌継ぎと長ほぞ込栓打ち仕口の引張り試験@横浜国立大学/神奈川県横浜市

実験の目的

継手・仕口の設計式を提案するため、実験を通して破壊メカニズムを把握することを目的としています。今回は腰掛け鎌継ぎと長ほぞ込栓打ち仕口について引張り試験をします。

公開実験の日時

平成24年2月3日(金) 13時〜15時

場所

横浜国立大学 建築材料環境実験棟 材料構法実験室
横浜市保土ヶ谷区常盤台79-5
横浜駅よりバスで約20分
こちらをご覧ください
駐車場は最初の1時間は無料、それ以降は300円/時間。

参加方法

見学される方のお名前と人数および連絡先を下記までメールまたはFaxで前日(2月2日)までにお知らせください。折り返し、ご案内を差し上げます。
実験室が非常に狭いため、見学を希望される方が多い場合は、別の日程をご案内させていただく場合がございますが、ご了承ください。
実験検証部会 要素実験WG 担当=中尾方人
mnakao@ynu.ac.jp


Fax:045-331-1730
2012年1月17日 発

1/24(金) 全面土壁土台仕様静的加力試験@金沢工業大学/石川県金沢市

壁を構成する重要な要素として、小舞間隔の違う試験体の実験結果を並べて、どの程度差が出るのかを直感的に見られます。また、間隔によっては、破壊の性状がどのようになるかを見て、これからの土壁の施工にとっての参考材料となるかと思います。

実験の目的

小舞間隔の違いが土壁の水平耐力特性にどのような影響を及ぼすのかを確認する。

試験体

2P全面土壁(小舞間隔55mm)

公開実験の日時

平成24年1月24日(火) 10時〜17時

場所

金沢工業大学やつかほリサーチキャンパス69号館
実験棟は、キャンパスマップ上のCの位置、実験室は入り口に向かってもっとも右奥のシャッターにあります。
こちらをご覧ください
駐車場あり
やつかほキャンパスまでの公共交通機関は、ほとんどありませんのでご注意ください。扇が丘キャンパスからの大学のシャトルバスをご利用ください。

参加方法

事前申し込み不要。直接シャッター前までお越しください。

問合せ先

緑の列島ネットワーク事務局 担当=河原
hiro@kawahara-fam.jp

2012年1月17日 発

1/21(土) 雇いほぞ-車知栓継ぎ手、込栓仕口曲げ試験@京都大学生存圏研究所/京都府宇治市

実験の目的

小根ほぞ差し接合部(割楔・込み栓・鼻栓)の各部寸法の違いが復元力特性や破壊形態にどのような影響を及ぼすかを検討する

公開実験の日時

平成24年1月21日 13時〜16時

場所

京都大学 宇治キャンパス内 京都大学生存圏研究所 木質ホール
JR・京阪宇治線 黄檗駅下車 徒歩10分
京都大学 宇治キャンパス南門より入構し、100mで左手にある白壁の木造3階建て建物が木質ホールです。突き出た大きな木製デッキが目印です。
こちらをご覧ください
駐車場は数に限りがありますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。

参加方法

事前申し込み不要です。ご都合のいい時間にいらしてください。
実験検証部会 要素実験WG 担当=北守顕久
kitamori@rish.kyoto-u.ac.jp

2012年1月13日 発

1/16(月) 小根ほぞ差し接合部の曲げ試験@秋田県立大学木材高度加工研究所/秋田県能代市

実験の目的

小根ほぞ差し接合部(割楔・込み栓・鼻栓)の各部寸法の違いが復元力特性や破壊形態にどのような影響を及ぼすかを検討する

公開実験の日時

平成24年1月16日 10時〜15時

場所

秋田県立大学木材高度加工研究所 南試験棟
能代市海詠坂11-1
こちらをご覧ください

参加方法

事前申し込み不要です。ご都合のいい時間にいらしてください。
秋田県立大学木材高度加工研究所 担当=岡崎泰男
okazaki@iwt.akita-pu.ac.jp

2012年12月30日 発

1/16(月) 追掛け大栓、金輪継ぎ、台持ち継ぎの引張強度試験@日本建築総合試験所/大阪府吹田市

実験の目的

追掛け大栓、金輪継ぎ、台持ち継ぎの引張強度試験

公開実験の日時

平成24年1月16日 13時〜15時

場所

財団法人日本建築総合試験所 本部構造実験室
大阪府吹田市藤白台5-8-1
こちらをご覧ください

参加方法

下記メールアドレス宛に直接申込んでください
財団法人日本建築総合試験所 担当=完山利行
TEL 052-566-0064    FAX052-566-0074
kanyama@gbrc.or.jp

2011年12月14日 発

12/17(土) 木造軸組(たれ壁、腰壁付)耐力特性実験@福山大学/広島県福山市

平成23年度「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験検討委員会」の土壁WGでは、昨年度の土壁の耐力実験に引き続き、土壁のない軸組のみの耐力実験と、竹小舞下地の空き間隔の違いや、小舞材の違い(葦)を持つ土壁の耐力特性実験を実施することになりました。

一連の実験は、福山大学、金沢工業大学、鳥取環境大学、岡山理科大学、熊本県立大学、京都工芸繊維大学の6大学で分担しており、福山大学では、下記の土台仕様軸組のみの試験体について耐力特性実験を実施しています。

試験体

左より、MWDF-0:柱-けたー土台のみの軸組、MWDF-1:半間のみ3段貫入りの軸組、MWDF-6:たれ壁、腰壁をもつ軸組

公開実験日までには、MWDF-0、MWDF-1タイプは実験を終了していますので、MWDF-6タイプの実験を公開します。

実験の目的

これまで建築基準法上では耐力を評価をされてこなかったたれ壁、小壁付きの軸組の耐力を計測します。前年度に実施した、土壁をつけた状態での同じ軸組との耐力の比較も行います。

公開実験の日時

平成23年12月17日(土) 13時30分〜16時

場所

福山大学構造・材料開発研究センター
30号館 構造実験室

アクセス

福山市学園町一番地三蔵
交通アクセスについては、こちら

参加方法

開催間近ですので、下記連絡先までメールでお名前、所属をおしらせください

連絡先

福山大学工学部建築・建設学科 鎌田輝男
tel 084-936-2111 (内4221)
kamada@fucc.fukuyama-u.ac.jp

別日程の見学

公開実験日以外にも、13、14、15、19日に実験を予定していますので、時間などをお問い合わせの上、見学していただくことも可能です。

2011年11月26日 発

12/21(水) 日本建築学会の建築・社会システムに関する連続シンポジウム@日本建築学会/東京 田町

日本建築学会では、「建築・社会システムに関する連続シンポジウム」の第14回として、12/21(水)に「伝統構法木造建築物における諸問題と今後の展望」と題したシンポジウムを行います。このシンポジウムに、伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験検討委員会から鈴木祥之委員長をはじめ、設計法部会の斎藤幸雄主査、構法・歴史部会の麓和善主査、設計マニュアル技術検討WGの奥田辰雄主査が出演します。

主旨

我が国の全国各地で継承されてきた伝統構法木造建築物は、その良さが改めて見直されてきているが、現行法規の下では、確認申請や建築確認審査など厳しい状況に置かれている。建築基準法などの法的な課題や設計法などの技術的な課題について検討する。

開催内容

Ⅰ.伝統構法木造建築の課題

まず法的な課題として、長期優良住宅制度や改正省エネルギー法などに対する伝統構法の課題、歴史・文化財建造物の保護・耐震改修における課題を挙げます。

司会渡辺 隆風基建設株式会社
記録江原幸壱木の建築設計 一級建築士事務所
主旨説明鈴木祥之立命館大学・教授
(1)法的な課題の整理

法的な課題として、長期優良住宅制度や改正省エネルギー法などに対する伝統構法の課題、歴史・文化財建造物の保護・耐震改修における課題を挙げます。

伝統構法木造建築の法的な課題について古川保すまい塾古川設計室
歴史・文化財における伝統構法木造建築物について後藤治工学院大学・教授
(2)伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験検討委員会からの報告

伝統構法の歴史的な構法と構造設計法の課題を挙げ、これらの課題を解決する取り組みの一つとして、実大振動台実験などを通して石場建てを含む伝統構法の設計法について検討を行い、実務者が実践的に使える設計法の構築を進めている当委員会より、活動の進捗状況を報告します。現行の限界耐力計算による運用マニュアルや伝統的構法のための新しい設計法の考え方についても解説します。

伝統構法木造建築物の歴史と構法について麓 和善名古屋工業大学・教授
伝統的構法の設計法作成および性能検証実験の取り組みについて鈴木祥之立命館大学・教授
伝統構法木造建築の現行の設計法の運用について奥田辰雄木四郎設計室
伝統構法木造建築のこれからの設計法の考え方について斎藤幸雄斎藤建築構造研究室
Ⅱ.パネルディスカッション「今後の取り組みと展望」

前段で登壇した講演者全員は一堂に介し、今後の伝統構法に対する取り組みと展望について議論します。来場者との質疑応答の時間も予定されています。

司会鈴木祥之
パネラー江原幸壱、渡辺隆、古川保、麓和善、後藤治、奥田辰雄、斎藤幸雄

開催日時

2011年12月21日(水)13:00~17:00

会場

建築会館ホール
東京都港区芝5丁目26番20号

アクセス

JR田町駅,都営地下鉄三田駅(浅草線・三田線)徒歩3分
アクセスはこちら

定員

150名

参加費(資料代)

日本建築学会会員:1,500円
会員外:2,000円
学生:1,000円

応募方法

(1)検討委員会のフォームから申し込む
検討委員会のフォームで参加申込を受け付け、日本建築学会事務局にお申し込み内容を転送いたします。

こちらのフォームよりお申し込みください

※お手数ですが、一通につき一人づつお申し込みください。
※フォームの仕様上、送信していただいた時点での申込受付確認をおしらせする自動応答メールはお送りしません。

日本建築学会事務局までFAXまたはメールで申し込む
催物名称・会員番号・氏名・勤務先・電話番号・e-mailアドレスを明記の上お申込下さい。
メール:sakai@aij.or.jp (日本建築学会 事務局 教育・普及事業グループ)
FAX:03-3456-2058

開催要項のダウンロード

日本建築学会のサイトより、開催概要をPDF形式でダウンロードできます。
ダウンロードする

締切

定員となり次第、締め切ります。

※検討委員会のフォームをご利用につきましては、締め切り次第、参加申込フォームをクローズします。フォームをクローズする前に定員に達した場合は、参加できない旨を、メールでお知らせします

2011年11月18日 発

12/10(土) 実務者の目視選別結果(曲げ破壊強度)の検証実験@京都大学生存圏研究所

伝統的構法においては、実務者の目視で「適材適所」を選別すると言われます。つまり、大工は、どこにどのような材を用いるか、その使用目的に応じて「大工の目で」判断して材料を選んでいるということです。

材料部会材料品質・接合WGでは、大工実務者が、どのような基準や根拠をもって選別しているのか、昨年度のE-ディフェンスの実大実験の際に損傷観察のために集まった大工実務者を対象に、アンケート調査を実施しました。

具体的には、全国各地の6ヵ所から集めた120×240mm×4mの横架材を4体ずつ、合計24体を床に並べ、それぞれについて産地、価格、曲げ弾性係数の高低、密度の高低、含水率の高低などについて、目視による判断とその判断根拠をシートに記入してもらいました。



2010年報告書より 「実務者の目視選別の内容と方法に関する調査」(pdf書類)を見る

今回の京都大学 生存圏研究所における実験では、このアンケート調査のうち、曲げ強度について、大工実務者の目視による判断の結果が、実際の曲げ破壊強度とどれくらい合うかを確認します。「大工の目」と、工学的な計測とがどれほどの一致をみるか、興味のある方はぜひ、ご来場ください。

開催日時

2011年12月10日(土)13:30
※16-17時頃終了予定

加力方法

4点曲げ静的単調増加加力(完全に曲げ破壊するまで)



荷重と変位の関係から木材のたわみにくさの指標である曲げヤング係数を評価するとともに、破壊した際の最大荷重からその木材がどれだけの曲げ応力に耐えられるかの指標となる曲げ破壊係数(曲げ強さ)を評価します。

場所

京都大学生存圏研究所木質ホール1階実験室(木質材料実験棟)
京都府宇治市五ヶ庄
※生存圏研究所木質ホールへは、京都大学宇治校舎 南門よりお入りください

車利用の場合:
京都南ICより 20分ですが、構内には駐車できませんので、近隣の有料駐車場をご利用ください。
電車利用の場合:
JR 奈良線・京阪宇治線 黄檗(おうばく)駅下車より徒歩5分

アクセスマップとキャンバス内地図はこちら

定員

20名

注意事項

・実験室が混み合っており、同時に別の実験もやっている可能性がありますの で、御注意下さい。
・ヘルメットは不要です。

応募方法

申込フォームはこちら

※お手数ですが、一通につき一人づつお申し込みください。
※フォームの仕様上、送信していただいた時点での申込受付確認をおしらせする自動応答メールはお送りしませんので、結果発表までお待ちください。

締切と結果発表

12/3(金) 24時締切

※12/5(月)じゅうに、結果メールをお送りします。(それまでは特にこちらからの連絡はいたしません)
※12/5(月)を過ぎても「応募したはずなのに結果が届かない」という方は、wada@green-arch.or.jpまでメールでご連絡ください。

2011年10月17日 発

10/27(水) 背割りスギ正角のねじり試験@ 広島県三次市

来る10/27(水) に、広島県三次市にある広島県立総合技術研究所林業技術センターにて、背割りスギ正角のねじり試験を行います。公開実験とし、参加者を募集いたします。奮ってご応募ください。

建築物の計画上、水平抵抗要素の配置が偏る場合が多くあります。
昨年度の実大振動台実験でも偏心が大きな場合は、建物がねじれる現象が見られました。

E-ディフェンスでの2階建て・石場建て建物の実大振動台実験(試験身体NO.4、BCJ L2波 短辺方向加振)の映像

直交方向に貫を使用する場合において、建物のねじれ変形が生じる場合には、柱のせん断性能(ねじれ抵抗性能)が重要となります。柱が等方性材料であるとしたら、柱に背割りがあるとした場合、そのせん断抵抗性能は、背割りが無い場合に比べると格段に低くなることは材料力学的には明らかです。

異方性材料である木材のねじれ抵抗性能に関する知見は乏しいため、今回、実際に実大材を用いて実験を実施します。ご興味のある方は、是非ご参加下さい。

開催日時

2011年10月27日(木)13:00〜15:00

試験体

150角の杉柱について、背割りがある柱とない柱を比較実験する。

せいの大きな梁の捻り試験はこれまでにも行われてきましたが、正角の試験が行われるケースは稀です。実務者のみなさんにとって貴重な機会となることでしょう。

目的

建柱にねじり応力が作用した場合の、せん断弾性係数、せん断耐力を測定する。

場所

広島県立総合技術研究所 林業技術センター高平(こうびら)施設
〒728-0013 広島県三次市十日市町168-1
tel 0824-62-9750
地図はこちら

アクセス

中国自動車道三次ICより2km、10分
ルート地図はこちら

電車

JR三次駅より1.5km、徒歩30分程度(上り坂)
ルート地図はこちら

<広島から三次へのアクセスプラン>

(1)三次駅付近で昼食後、ゆっくり歩いていく
広島 10:00発 - 三次 11:22着
●広島
|  10:00発
|    JR芸備線(みよしライナー)[三次行]1時間22分
|  11:22着
■三次

(2)ぎりぎり到着、タクシー利用(1メーターでいきます)
広島 11:00発 - 三次 12:45着
●広島
|  11:00発
|    JR芸備線(普通)[三次行]1時間45分
|  12:45着
■三次
※(1)と(2)の間には、便がありません。

定員

20名

応募方法

こちらのフォームよりお申し込みください

※お手数ですが、一通につき一人づつお申し込みください。
※フォームの仕様上、送信していただいた時点での申込受付確認をおしらせする自動応答メールはお送りしませんので、結果発表までお待ちください。

締切と結果発表

一次締切を10/21(金) 22時とし、10/24(月)に、応募者のみなさんに結果を発表いたします。

※ただし、一次締切以前に定員に達した場合には、その時点で受付を締切ます。
※10/241が過ぎても「応募したはずなのに結果が届かない」という方は、wada@green-arch.or.jpまでメールでご連絡ください。

2011年10月1日 発

10/29(土)-12/18(日)
全国8ヶ所キャラバンツアー 講演会&意見交換会

このたび委員会で検討している事柄について全国の実務者のみなさんに知っていただくための「講演会」と、伝統的構法に携わっておられる実務者や行政の方などからのご意見を直接伺う少人数制の「意見交換会」とを併せた「キャラバンツアー」を開催します。

概要

主旨説明:
検討委員会委員長 鈴木 祥之

伝統的構法の木造建築物は、建築基準法の仕様規定を満足しない場合があり、限界耐力計算により構造安定性を確認する必要があるなど、伝統的構法の構造計算や建築確認審査は難しい状況におかれてきました。

この現状の打開と伝統的構法に相応しい設計法を作るのが、当委員会の役割です。しかしながら、設計法が完成し運用されるまでには、まだ時間がかかります。そこで、それまでのつなぎとしてお使いいただける「限界耐力計算 運用マニュアル(案)」も作りました。

今回の講演会では、現在検討中の3つの設計法、これからできる設計法の運用開始までをつなぐ「運用マニュアル(案)」、そして木造住宅の劣化判断や対策について、お話します。

伝統的木造建築物のこれからの設計法の考え方について:
設計法部会主査 齋藤 幸雄

石場建てを含む伝統的構法の良さを活かした実務に使える設計法として、1 ) 限界耐力計算によらず比較的簡易な計算に基づく「標準設計法」、2 ) 伝統的構法の地域性にも適応できるよう限界耐力計算同等の計算を用いる「詳細設計法」、3 ) より高度な時刻歴応答解析を用いて、あらゆる建物に適応できる「汎用設計法」と、目的に応じて使える3つの設計法を検討しています。今回の講演では、それぞれの設計法の概要をご紹介します。

伝統的木造建築物のための限界耐力計算運用マニュアル(案)について:
設計マニュアル技術検討WG主査 奥田 辰雄

限界耐力計算を用いて確認申請を行う場合、地震の検討以外に個々の部材等に関する構造安全性の検討にかなりの労力と時間を割かれます。今回の「運用マニュアル(案)」では、これまで膨大な手間のかかっていた検討項目の計算等を、より合理的に行えるように整理しました。今回の講演では、構造計算適合性判定に提出する計算書と設計図書作成の一連の流れを、ダイジェストで追います。

木造住宅の劣化判断及び対策について:
材料部会 耐久性WG主査 藤井 義久

木造住宅全般の劣化について、これまでの研究成果をお話しします。新築であれば、部分に応じた材種の選び方、設計や施工の注意点等、改修工事であれば、劣化している箇所の原因がシロアリ、腐朽菌、木喰虫のいずれにあるのか、どんな場合には取替が必要かなど、住宅性能表示制度も踏まえた内容で解説します。

※会場によっては講師が変更する事があります。
※「木造住宅の劣化判断及び対策について」は、省略させていただく会場もあります。

開催日時

エリア開催日都市会場/後援時間
九州10/29(土)福岡LIXIL福岡
総合ショールーム
(2F 大会議室)

共催:
NPO法人 森林をつくろう
14:25-15:55 講演会 (定員80名)
16:30-18:30 意見交換会 (定員30名)
10/30(日)熊本熊本県立大学
中ホール

後援:
伝木の会 熊本
熊本県立大学
13:30-16:30 講演会 (定員75名)
16:30-18:30 意見交換会 (定員30名)
東海・北陸11/5(土)高山高山市役所
(B1 大会議室)
国指定重要文化財
吉島家住宅

後援:
高山市、下呂市、飛騨市、白川村
13:00-16:00 講演会 (定員300名)
16:30-19:00 意見交換会 (定員30名)
11/6(日)富山富山国際会議場
(2F 多目的会議室 204号室)

共催:
緑の列島 木の家スクール 富山事務局
13:00-16:00 講演会 (定員100名)
16:30-18:45 意見交換会 (定員30名)
関東11/12(土)栃木栃木市商工会議所
国登録文化財
油伝味噌店舗兼主屋

共催:
とちぎの木で家をつくる会
13:00-16:00 講演会 (定員250名)
16:30-18:45 意見交換会 (定員30名)
11/13(日)川越川越市指定文化財
川越大蔵 茶陶苑

後援:埼玉県、川越市、財団法人 住宅産業研修財団、社団法人 埼玉建築士会、社団法人埼玉県建築士事務所協会、社団法人日本建築学会埼玉支所、社団法人 埼玉県木材協会、社団法人 埼玉建築設計監理協会、社団法人 埼玉県建設業協会、NPO法人日本民家再生協会、これからの木造住宅を考える連絡会、一般社団法人 工務店サポートセンター

共催:
NPO法人 川越蔵の会
協同組合 伝統技法研究会
13:00-16:00 講演会 (定員200名)
16:30-19:00 意見交換会 (定員30名)
中国・四国12/17(土)倉敷倉敷市芸文館
国指定重要文化財
大橋家住宅

共催:
岡山建築設計クラブ
13:00-16:00 講演会 (定員150名)
16:30-19:00 意見交換会 (定員30名)
12/18(日)徳島とくぎんトモニプラザ
(大会議室/華道室)

共催:
NPO法人 とくしま山・すまい・まちネット

協賛:社団法人日本建築構造技術者協会四国支部

後援:徳島県、社団法人徳島県建築士会、社団法人徳島県建築士事務所協会、社団法人日本建築学会四国支部、社団法人愛媛県建築士会、社団法人香川県建築士会、社団法人高知県建築士会
13:00-16:00 講演会 (定員200名)
16:30-19:00 意見交換会 (定員30名)

アクセス

10/29(土)福岡:LIXIL福岡総合ショールーム(2F 大会議室)

福岡市博多区半道橋2-15-10(無料Pあり)

【車】都市高速2号線(都心方面行き)半道橋ランプまたは都市高速2号線(大宰府方面行き)榎田ランプより1分
【タクシー】JR博多駅より10分(約1000円)
【バス】博多交通センター 12番乗場より41または43系統バスで15分「上牟田」下車 徒歩7分

アクセスはこちら

10/30(日) 熊本:熊本県立大学 中ホール

熊本市月出3-1-100 (無料Pあり)

【車】九州自動車道/熊本ICから車で15分
【タクシー】JR熊本駅よりタクシーで約25分
【バス】熊本交通センター 14番乗場より鹿8か鹿7系統バスで30分または、12番乗場より鹿10系統バスで「日赤病院前」下車徒歩1分

アクセスはこちら

11/5(土) 高山:高山市役所 (B1 大会議室)

高山市花岡町2丁目18番地

【電車】JR高山駅より徒歩7分
【車】中部縦貫自動車道 高山ICより15分

アクセスはこちら

11/6(日) 富山:富山国際会議場(2F 多目的会議室 204号室)

富山市大手町1-2

【電車】JR富山駅より徒歩15分
【市電】JR富山駅より市内電車で7分 国際会議場前下車すぐ
【車】北陸自動車道 富山ICより10分

アクセスはこちら

11/12(土) 栃木:栃木市商工会議所

栃木市片柳町2-1-46 (Pなし 近隣Pをご利用ください)

【車】東北自動車道/栃木ICから車で10分
【タクシー】JR栃木駅より5分

アクセスはこちら

11/13(日) 川越:川越市指定文化財 川越大蔵 茶陶苑

川越市仲町2-6(Pなし)

【電車】西武新宿線 本川越駅より徒歩10分 JR川越駅・東武東上線 川越市駅より徒歩20分
【バス】JR川越駅より川越01〜04系統バスおよび名所めぐりバス「一番街」下車すぐ
【車】川越中心部は週末混み合います。川越市役所の公営駐車場(有料)等にお停め下さい。

アクセスはこちら

12/17(土) 倉敷:倉敷市芸文館

倉敷市中央1-18-1 (有料Pあり)

【電車】JR倉敷駅より徒歩約15分
【車】山陽自動車道 倉敷ICより車で約20分

アクセスはこちら

12/18(日) 徳島:とくぎんトモニプラザ (大会議室/華道室)

徳島市徳島町城内2番地1 (有料Pあり)

【電車】JR徳島駅より徒歩約12分
【車】徳島自動車道 徳島ICから車で20分

アクセスはこちら

意見交換会の会場が講演会場と異なる場合のアクセス方法等は、参加することが決まった方に直接ご連絡します。

後援

徳島社団法人日本建築構造技術者協会四国支部

後援

高山高山市、飛騨市、下呂市、白川村
川越埼玉県、川越市、財団法人 住宅産業研修財団、社団法人 埼玉建築士会、社団法人埼玉県建築士事務所協会、社団法人日本建築学会埼玉支所、社団法人 埼玉県木材協会、社団法人 埼玉建築設計監理協会、社団法人 埼玉県建設業協会、NPO法人日本民家再生協会、これからの木造住宅を考える連絡会、一般社団法人 工務店サポートセンター
徳島徳島県、社団法人徳島県建築士会、社団法人徳島県建築士事務所協会、社団法人日本建築学会四国支部、社団法人愛媛県建築士会、社団法人香川県建築士会、社団法人高知県建築士会

共催

福岡NPO法人 森林をつくろう
熊本伝木の会 熊本
熊本県立大学(予定)
富山緑の列島 木の家スクール 富山事務局
栃木とちぎの木で家をつくる会
川越NPO法人 川越蔵の会
協同組合 伝統技法研究会
倉敷岡山建築設計クラブ
徳島NPO法人 とくしま山・すまい・まちネット

参加費

無料

ただし、高山の吉島家住宅・倉敷の大橋家住宅での意見交換会に参加される方は、入館料500円をご負担ください

募集定員

講演会:各会場の定員
意見交換会:各会場30名

応募資格

講演会:どなたでもご応募いただけます。

意見交換会:1) 講演会に出席できる方 2) 伝統的構法に実務で関わっておられる方、またはこれから関わろうとする方 3) 事後アンケートのご協力いただける方

応募方法

こちらの専用フォームよりお申し込みください

※お手数ですが、一通につき一人づつお申し込みください。
※メール環境のない方は、下記の申込用紙にご記入の上、FAXで緑の列島事務局までお送りください。FAX 0561-74-0769 FAX申込用紙はこちら

締切と結果発表

それぞれの会場によって、締切が異なりますので、ご注意ください。
締切日翌週の火曜日までに、結果をご本人様にメールで(FAXで申し込まれた方にはFAXで)ご連絡さしあげます。

都市名実施日申込締切結果発表
福岡10/29(土)10/14(金)10/18(火)
熊本10/30(日)
高山11/5(土)10/21(金)10/25(火)
富山11/6(日)
栃木11/12(土)10/28(金)11/1(火)
川越11/13(日)
倉敷12/17(土)11/25(金)11/29(火)
徳島12/18(日)

ちらし

ちらしの閲覧

ちらし表面(写真:高山 国指定文化財 吉島家住宅)を大きくご覧いただけます。



ちらし表面(写真:倉敷 国指定文化財 大橋家住宅)を大きくご覧いただけます。



ちらし裏面を大きくご覧いただけます。


ちらしのダウンロード

メール等で送る、少部数を印刷する等にお使いいただけます。

PDFダウンロード(高山 国指定文化財 吉島家住宅版)
PDFダウンロード(倉敷 国指定文化財 大橋家住宅版)

なお、50部以上ご希望の方には、郵送にてお送りします。ご希望の方は、下記アドレスまで「ご希望の枚数、住所、氏名、配布先」を添えてメールでお送りいただければ、送付いたします。ぜひ有効にご活用ください!

但し、お送りできるのは、倉敷の大橋家住宅バージョンとなります。

2011年9月25日 発

10/19(水) 古材めり込み・仕口接合部実験@立命館大学びわこ・くさつキャンパス

材料部会古材WGでは、古材を再利用することなどを視野に入れて、古材より切り出したスギのめり込み試験と仕口接合部の載荷試験を、立命館大学びわこ・くさつキャンパスのセル実験室で行います。見学希望者はふるって御応募ください。

開催日時

2011年10月19日(水)14時頃〜16時頃

試験体

めり込み試験体:川越民家の解体スギ(推定築189年)より採取した30×30×90mmの試験体。

仕口試験体:湖南民家の解体スギ(推定築170年)より切り出した柱100mm角と貫30×100mmを用いた十字型通し貫仕口試験体。

目的

古材の再利用と建物の耐震性能評価のためのデータを蓄積すること。

特に今回の実験では、古材の強度と変形性能に焦点を当てて、めり込み試験では圧縮ひずみ50%以上、仕口の載荷試験では層間変形角0.2rad程度まで載荷の予定です。

場所

立命館大学びわこ・くさつキャンパス内 セル実験室

〒525-8577草津市野路東 1-1-1
セル実験室はキャンパスの地図で22番です。
キャンパス地図はこちら

アクセス

JR南草津駅より、京阪京都交通 立命館直行バスで10分
草津田上ICよりすぐ

定員

30-40名

応募方法

こちらの専用フォームよりお申し込みください

※お手数ですが、一通につき一人づつお申し込みください。
※フォームの仕様上、送信していただいた時点での申込受付確認をおしらせする自動応答メールはお送りしませんので、結果発表までお待ちください。

締切と結果発表

一次締切を10/3(月) 22時とし、10/5(水)に、応募者のみなさんに結果を発表いたします。

※ただし、一次締切以前に定員に達した場合には、その時点で受付を締切ます。
※10/5過ぎても「応募したはずなのに結果が届かない」という方は、wada@green-arch.or.jpまでメールでご連絡ください。

2011年7月23日 発

8/11(木) 古材実大曲試験@塩尻 長野県林業総合センター

材料部会古材WGで、古材を再利用することを視野に入れた,強度性能を把握するための実大曲げ試験を長野県林業総合センターにて行います。ふるって御応募ください。

開催日時

2011年8月11日(木)14時頃〜16時頃

試験体

長野県,滋賀県で解体された古寺院(築後経過年数:約110年),古民家(築後経過年数:約170年)で使われていたもの(約5m長,20本)です。

目的

古材を再利用することを視野に入れた強度性能を把握するため

場所

長野県林業総合センターbr /> 塩尻市大字片岡字孤久保5739
地図はこちら

アクセス

車:長野道塩尻北ICより15分
電車:JR塩尻駅よりタクシー15分(約2500円)

※塩尻着特急のご案内
新宿 11:00発 あずさ13号- 塩尻 13:35着
名古屋 11:00発 ワイドビューしなの9号- 塩尻 12:52着
名古屋 12:00発 ワイドビューしなの11号- 塩尻 13:52着

定員

30-40名

応募方法

※受付は終了しました。ありがとうございました。

※お手数ですが、一通につき一人づつお申し込みください。
※フォームの仕様上、送信していただいた時点での申込受付確認をおしらせする自動応答メールはお送りしませんので、結果発表までお待ちください。

締切と結果発表

一次締切を7/31(日) 22時とし、8/1(月)に、応募者のみなさんに結果を発表いたします。

※ただし、一次締切以前に定員に達した場合には、その時点で受付を締切ます。
※8/1が過ぎても「応募したはずなのに結果が届かない」という方は、wada@green-arch.or.jpまでメールでご連絡ください。

2011年7月19日 発

8/2(火)の床構面公開実験@大阪大学

8月2日(火)の午後に大阪大学吹田キャンパス 共同大実験棟(U6棟)(大阪府吹田市)において、伝統木造建物における床構面の検証をする実験を行います。先着25名様まで、フォームでの申込みをお受けします。ふるって御応募ください。

開催日時

2011年8月2日(火)15時〜17時(予定)

確定した時間などについては、決まり次第、参加希望のメールをくださった方におしらせします。

試験体

試験体のサイズ:1,820×2,730(E-ディフェンス仕様)

目的

伝統木造建物における柔床の効果を検証するため

場所

大阪大学吹田キャンパス 共同大実験棟(U6棟)
大阪府吹田市山田丘2-1
アクセスはこちら キャンパス内地図はこちら(地図右下にU6棟があります)

定員

25名
※実験場は屋外にあるため、熱中症予防として日よけや飲料水を持参していただきますよう、ご協力をお願い申し上げます。(載荷装置の上部には屋根がかかっています。)

応募方法

※受付は終了しました。ありがとうございました。
※お手数ですが、一通につき一人づつお申し込みください。

2011年7月13日 発

8/8(月)通し柱の効果検証実験@京都大学防災研究所

8月8日(月)の午後に京都大学防災研究所強震応答実験室(京都府宇治市)において、伝統木造建物における通し柱の効果を検証するための実験を行います。先着40名様まで、フォームでの申込みをお受けします。ふるって御応募ください。

開催日時

2011年8月8日(月)午後

詳しい時間など、決まり次第、参加希望のメールをくださった方におしらせします。

試験体

試験体のサイズ3,640×5,460
足元土台仕様
乾式土壁パネル
通し柱6寸の通し柱が4本、バランスの悪い状態で入っています。

目的

伝統木造建物における通し柱の効果を検証するため

場所

京都大学防災研究所強震応答実験室
京都府宇治市五ケ庄
キャンパス内地図はこちら(6番が実験施設です)

定員

40名

応募方法

※受付は終了しました。ありがとうございました。
※お手数ですが、一通につき一人づつお申し込みください。

2011年7月10日 発

7/22(金)切妻屋根の面内せん断試験@近畿大学

7月22日(金)に近畿大学(大阪府八尾市)において、切妻屋根の面内せん断試験(瓦荷重あり)を行います。スペースの関係で先着20名様までとなりますが、メールでの申込みをお受けします。興味がおありの方はぜひ御応募ください。

開催日時

2011年7月22日(金)10時より

場所

近畿大学 建築学・社会環境工学実験棟
大阪府八尾市新家8-23-1
地図はこちら

定員

20名

応募方法

※受付は終了しました。ありがとうございました。
※お手数ですが、一通につき一人づつお申し込みください。
2011年6月1日 発

2011年7月15日 第2回フォーラム

2011年度の事業計画および2010年度事業と実大振動台実験の報告会として、第二回フォーラムを開催いたします。

開催日時

2011年7月15日(金)13時30分より(12:30 受付開始)

会場

京都キャンパスプラザ

定員

250名

申込受付

※受付は終了しました。ありがとうございました。

2011年6月1日 発

検討委員会が平成23年度事業を開始

東日本大震災の影響により、検討委員会の活動は
年度が切り替わっても今年度事業のスタートをきることが
できずにおりましたが、このたび国土交通省が実施する
平成23年度住宅市場整備推進等事業に公募し、
昨年度同様、NPO法人緑の列島ネットワークが
補助事業者として選定され、
広報活動を継続再開できるようになりましたことを
みなさまにご報告申し上げます。

今年度の新しいスタートにあたり、
鈴木委員長よりのごあいさつを皆様にお届けします

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昨年度は、主要な事業として
E-ディフェンスでの実大震動台実験を実施しました。
多くの方々のご協力のもと、無事に終了でき、
また多くの成果を得ることができました。
厚くお礼を申し上げます。

今年度は、検討委員会の大きな目的である、
実務者にとって使いやすい
石場建て構法を含む伝統的構法木造建築物の設計法を
来年度に完成させるという目標に向けて、
その構築に主力を注ぎます。

そのために、今年度なすべきとして3点考えています。

1)伝統的構法に特有の石場建ての柱脚の移動、
水平構面の変形、仕口・継ぎ手接合部の性能、通し柱の効果など
構造力学的に未解明な課題について、
昨年度の実大振動台実験などこれまでの実験結果を検討するとともに、
新たな振動台実験や要素実験を実施して、
それらの成果を設計法に反映させる。

2)伝統的構法の地域性や歴史的背景を踏まえた
構法的特徴や構造特性を把握する。
特に伝統的構法と言えば、下屋付きと言われるが、
下屋について調査し、構法的、構造的特徴を把握する。

3)伝統的構法では、天然乾燥による木材や古材が多く使用されるが、
それら木材の欠点、乾燥方法、耐久性などを検討する。

これらを総合して、構造計算適合性判定を適用除外できる設計法を含め、
伝統的構法に適した設計法を、来年度の完成をめざして構築していきます。

一方、当面の課題として、伝統的構法の建築物では
確認申請の受付や工事の着工が著しく減少し、
伝統構法は危機的状況に置かれている状況を踏まえて、
確認申請・構造計算適合性判定の円滑化のための
限界耐力計算による設計マニュアルの技術的検討を早急に行い、
今年度中には、伝統構法にかかわる実務者、行政担当者などへの普及を図る
講習会等を予定しています。

講習会と併せて、検討委員会で検討中の設計法などを知っていただき、
皆さまのご意見を直接お聞きする機会をつくるつもりです。
九州、中国、四国、東海、北陸、関東、東北など各地域で実施の予定です。
詳細が決まり次第、ご連絡いたします。


伝統的構法の設計法作成および性能検証実験検討委員会
委員長 鈴木 祥之

2011年01月21日 発

第2回 フォーラム:伝統的構法フォーラム in 京都 順延のおしらせ

2010年度の実大振動台実験と事業全体の報告会として予定していました第二回フォーラムの開催につきましては、東北地方太平洋沖地震の影響を鑑み、中止しました。

今後の開催の見通しはまだたっておりません。参加申込みをされた方々には、非常事態に際し、ご了解をお願いします。

2010年11月21日 発

2011年1月20日(木) E-ディフェンス実大実験を公開

独)防災科学技術研究所・兵庫耐震工学研究センターとの共同研究として、実大三次元震動破壊実験施設E -ディフェンスでの実大実験を公開します。
 

実施日
2011年1月20日(木)
※時間は未定ですが、募集期間開始日までには確定します。

募集人数
300名

募集受付期間
12月13日(月) 10:00 〜 24日(金) 17:00
※定員になり次第、受付を締め切らせていただきます。

応募方法
※受付は終了しました。ありがとうございました。
※メール、FAX等では受け付けません。

内容

石場建て、土壁塗り、2階建ての実験棟 (試験体no.4) の加振実験です。

実験棟の製作過程等をこちらでご覧いただけます。

場所

兵庫県三木市志染町三津田西亀屋1501-21
独)防災科学技術研究所・兵庫耐震工学研究センター

事後の情報公開

動画を当日中にインターネット上で配信するほか、後日、下記の日程で報告会を実施します。

  • 3月19日(土) キャンパスプラザ京都 (京都)
  • 3月26日(土) 建築会館ホール (東京)
2010年9月12日 発

E-ディフェンス実大実験後のフォーラムを3月に東京・京都で実施

独)防災科学技術研究所・兵庫耐震工学研究センターとの共同研究として、実大三次元震動破壊実験施設E -ディフェンスを用いて、以下の日程で行います。

実施期間

2010年12月24 日〜 2011年1月24日

公開実験日程

未定ですが、決まり次第、 当サイトにてご案内します。

事後の公開フォーラム

下記の日程で実施します。

  • 3月19日(土) キャンパスプラザ京都 (京都)
  • 3月26日(土) 建築会館ホール (東京)
2010年8月22日 発

2010年9月12日(日) 第1回シンポジウム 金沢

※終了しました。
たくさんのご来場、ありがとうございました。当日の配布資料、映像記録、速記録、アンケート集計を公開しています。こちらを御覧ください。


 「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会では、伝統構法を未来につないでいくために、石場建てを含む伝統構法を構造力学的に解明し、実務者が実践的に使える設計法を確立することを目指しています。

 今回は、より専門性の高い内容を深く掘り下げるシンポジウム形式で、検討委員会での課題となっている伝統的構法の継ぎ手・仕口の歴史的背景、振動論に基づく設計法の考え方、耐震設計で重要な構造要素について解説し、検討委員会委員長である鈴木祥之教授が、平成23年1月に実施する伝統構法木住宅の実大振動台実験について概説します。

 また、2010年日本建築学会賞(技術)を受賞した設計法部会の実務者委員の一人、長瀬 正氏による、唐招提寺金堂の保存修理から古代からの伝統構法の読み解きを、基調講演として行ないます。

 木造、特に伝統構法に関心のある方々のご参加をお待ちしています。

※ちらしpdfファイルのダウンロードはこちらからどうぞ(266KB)

日時:平成22年9月12日(日) 13:30〜17:20(12:30 受付)
会場:金沢工業大学扇が丘キャンパス 多目的ホール
   〒921-8501 石川県石川郡野々市町扇が丘7-1
定員:250名
参加費:無料
プログラム 12:30〜受付開始
13:00〜開場

13:30〜開会
 司会進行 緑の列島ネットワーク 大江 忍

13:30〜13:45
 主催者挨拶 金沢工業大学建築学科教授 後藤 正美
 来賓挨拶 金沢市副市長 森 源二

第一部
13:45〜14:45 基調講演
 「古代を解く:唐招提寺金堂の保存修理を終えて」
 株式会社 竹中工務店 大阪本店設計部 プリンシパルエンジニア
 長瀬 正

14:45〜15:00 休憩

第二部
15:00〜 シンポジウム
 司会進行 金沢工業大学建築学科教授 浦 親憲
 伝統的構法の継ぎ手・仕口について
  名古屋工業大学大学院工学研究科教授 麓 和善
 振動論による設計法の考え方 広島国際大学工学部建築学科教授 斎藤 幸雄
 構造要素の評価について 金沢工業大学建築学科教授 後藤 正美
 E-ディフェンスの震動台加振実験について
  立命館大学グローバル・イノベーション研究機構教授 鈴木 祥之

16:45〜17:00 休憩
17:00〜17:20 質疑応答・総括

主催:「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会
共催:金沢工業大学
後援予定:石川県・金沢市
     社団法人 日本構造技術者協会中部支部北陸部会
     社団法人 石川県建築士事務所協会

金沢からの交通アクセス:
<バス>
●金沢駅東口8番のりば
|  12:07発
|    工大前 行き(久安大橋経由)30分
|  12:37着
○工大前

★歩いて5分で、会場に到着

<電車>
●金沢
|  12:29発
|    JR北陸本線(普通)[小松行]3分
|  12:32着
○西金沢
|  12:32発
|    徒歩2分
|  12:34着
○新西金沢
|  12:43発
|    北陸鉄道石川線(普通)[鶴来行]5分
| △12:48着
■野々市工大前

★歩いて15分で、会場に到着

2010年4月30日 発

2010年6月5日(土) 伝統構法新委員会 キックオフフォーラム@京都

終了しました。
たくさんのご来場、ありがとうございました。当日の詳細は「フォーラム」のページにて公開していきます。まずはフォーラム冒頭に上映された、国土交通副大臣 馬淵澄夫氏からのビデオメッセージと、当日配布された資料のPDFファイルを公開します。(6/6)
是非、御覧ください。


2010年6月5日(土)に「ひと・まち交流館 京都」にて、新委員会のキックオフフォーラムを行います。平成22年度より3ヶ年計画でスタートした伝統構法の設計法作成のための新委員会が何をめざし、どう動いて行くのか。鈴木祥之委員長と4つの部会の主査が公開でご説明し、実務者の皆さんと質疑応答する場をもうけます。みなさまのご来場をお待ちしています。

※ちらしをクリックすると、表面、裏面それぞれのjpg画像が開きます。
※ちらし両面をひとつにまとめたpdfファイルのダウンロードはこちらからどうぞ(1.2MB)

日時:平成22年6月5日(土) 13:30〜17:30(12:30受付)
会場:ひと・まち交流館 京都 2階大会議室
住所:京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1 [地図]
参加費:無料(資料冊子配布付)
定員:先着300名
お申し込み:■ 締め切りました。(5/27追記) ■

プログラム:
12:30 受付開始
13:00 開場
13:30 開会
 第一部:新委員会で何をめざすのか
 第二部:部会主査と実務者の対話で知る事業の具体的な方向性
17:30(予定) 終了

※ 混雑が予想されます。申込期限前でも定員に達し次第締め切らせていただきますので、
 お早めにお申し込みください。
※ご予約いただいても、開会時間を過ぎて来場された場合は席がなくなることもあり得ます。
 ご了承ください。


第一部:新委員会で何をめざすのか

・主催者挨拶
・国交省挨拶

新委員会でめざすこと(鈴木祥之委員長)

石場建てを含む伝統構法を構造力学的に解明し、自由度の高い合理的な設計法について研究者、実務者、行政とともに検討を行い、実務者が実践的に使える設計法の作成を目指します。

第二部:部会主査と実務者の対話で知る事業の具体的な方向性

設計法部会の実施計画(斎藤幸雄 主査)

伝統構法のすぐれた変形性能や土壁以外の耐力要素も正しく評価でき、伝統構法にふさわしい設計法をつくることが私の目標です。まずは今、現実に滞っている伝統構法の現場実務に配慮し、「伝統構法を活かす耐震設計マニュアル」に立脚した実務者に使いやすい設計法を緊急課題として手がけてゆきます。

※2004年4月 学芸出版刊。木造軸組構法建物の耐震設計マニュアル編集委員会 編著。発刊以来、伝統構法関係者によく用いられている。通称・関西版マニュアル。

実験検証部会の実施計画(後藤正美 主査 [当日欠席により代理発表:鈴木祥之委員長] )

伝統構法の耐震性は「耐力の強さより変形性能で勝負」です。全体でしなやかに地震力をかわし、粘り強く倒壊しないという特徴をとらえるために、初年度は石場建てを主にした試験体をつくり検証します。同時に、データベースワーキンググループでは、設計に必要なデータをとりまとめ、最終的には実務者のみなさんに公開、使っていただける形にします。

構法歴史部会の実施計画(麓和善 主査)

現在普通に施工されている「木造在来工法」は、本来の伝統構法とはいえません。伝統構法の設計法をつくるには、まず本来の伝統構法とは何か、明らかにする必要があります。明治期以前の古い文献や文化財遺構の修理報告書などを調べることで、伝統的な継手・仕口、部材寸法等を明らかにするのが当部会の使命です。

材料部会の実施計画(小松幸平 主査)

伝統構法に適した材とは何かを、明らかにします。いちばん大きいのは乾燥の問題。製材所出荷時、加工時、建て方、竣工と含水率がどう変化し、それが接合部や部材の強度性能にどのような影響を与えるかを調べます。また、伝統構法の民家で使われる古材、丸太材の強度や腐朽・蟻害など耐久性を評価する方法も確立します。

※それぞれの主査からの説明ののち、実務者委員からの質疑に答えます。
 その後、会場との質疑応答の時間も、もうけます。
※主査が説明することは、 当日資料として無料でご来場の方に配布します。
※当日のビデオ映像、発言録、配布資料などは、後日、このWebサイトにて公開いたします。


主催:伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験 検討委員会
共催:(財)京都市景観・まちづくりセンター
後援:国土交通省
後援予定:京都府・京都市・滋賀県
事務局:NPO法人 緑の列島ネットワーク(当委員会補助事業者)

問合せ:NPO法人 緑の列島ネットワーク 新委員会キックオフフォーラム@京都事務局(木考塾)まで

E-mail:mokkou@mediawars.ne.jp
TEL / FAX:077-525-5609
2010年4月16日 発

「伝統的構法の設計法及び性能検証実験」全体会議

「伝統的構法の設計法及び性能検証実験」全体会議が、滋賀県草津市の立命館大学で行われました。検討委員会、設計部会、実験検証部会、歴史構法部会、材料部会の主査と委員が一堂に介し、国交省の木造住宅振興室長の越海氏、建築指導課の杉藤氏、鈴木祥之 委員長、大江忍 補助事業全体管理責任者のあいさつに引き続き、各部会の主査が15分ずつの持ち時間の中で、部会の目的や3カ年の事業計画案を発表しました。

全体会議の直後には、各部会ごとに分かれての打ち合せも行われました。より詳しく3カ年事業の概要を知っていただくためのフォーラムを6月に開催予定ですので、ぜひお越しください。

2010年4月1日 発

「伝統的構法の設計法及び性能検証実験」検討委員会、補助事業者採択

この「伝統的構法の設計法及び性能検証実験」検討委員会の補助事業者としてNPO法人 緑の列島ネットワークが選ばれました。この事業は、国交省が発注している「木のまち・木のいえ整備促進事業」の一環として行われるものです。

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